2013/12/04

育てられる、ということ。

あっという間に12月。
皆さんの街ではイルミネーション、綺麗ですか?
ここは変わらず山また山。紅葉が名残りの色を添えていますが、飾りっ気なしの風景です。

その山に在るえんじゅ整体室。
先日、蔵出しのデコレーションでXmas飾りをしました。
普段、老人ホームで暮らしているお客様から笑顔で
「季節感があっていいわね〜」とお褒めの言葉。
ささやかな飾りやお花ですが、おもてなしの心が伝わるうれしい瞬間でした。


それにしても山びこの丘さんに出張室を作らせていただいてからもう一年経ったのか。。。と、思うと本当に感無量。まじめにウルウルきそうです。

口の悪いえんじゅの縁側の兄貴達から「こんな辺鄙なとこ、人が来るわきゃねー」
「宣伝したってムダだ。そーゆー問題じゃない」などなど、めいっぱい不安を煽られ、トボトボと開店したあの頃。。。T_T
さらには都会と違って「癒し」を求めるお客様は少数派。
山間部のお客様は気合いが入ってますよ〜。


「膝が痛くて曲がらんけど正座できるようになる?」←って、一体何年前から?
「急に歩けんくなったけど、治る?」←検査しても原因不明だったんですよね?
「腰が曲がっちゃって洗濯干せんけど、伸ばせる?」←ほぼ直角なんですけど。。。
。。。。。すごい要求ですねコレ。いっぺんに治せたら名医かな(((o(*゚▽゚*)o)))
内心真っ青になりながら、頭に叩き込んできた全てのデータを検索し
お一人一人、全力で施術させていただきました。
結果。。。

ご期待の全てにはお応えできなかったかもしれませんが
「諦めてたことができるようになったよ」
「もう動かせるで。治ったでいいよ」
喜びのご報告を着実にいただくことができ、
神様、仏様、お師匠様、治療家の友人の皆様に感謝感謝。。。
イスラム教徒のごとく平伏して、心でお礼を申し上げる日々でした。

全然関係ない写真ですが、うちの猫二匹について。
人間嫌いのちゃぺ(雄)の元、ある日突然現れたぴぴ(雌)
このやんちゃな捨て猫との共同生活も早や5年になります。
まさに傍若無人を体現したこのチビはちゃぺを引き籠りに、
育猫歴の長い私を育猫ノイローゼにさせるほどのツワモノでした。
でも、それこそが成長の起爆剤。。。?
今では心もカラダもすっかり丸くなったちゃぺは
今朝も犬と一緒に千枚田のお散歩を楽しむ余裕っぷりです。
環境ってすごいなぁ。待ったなし、成長するしかなかったんですね。。。

無理難題と取り組んで、まだまだウンウン唸ってる私ですが
信頼してお身体を託して下さったお客様、皆様が私の先生です。
これからもどんどんプレッシャーをかけに来てくださいね〜。
猫に負けないように、私も成長しますから。。。o(^_^)o







2013/10/03

三度目の秋

しばらくぶりにブログ更新。
皆様お元気でしたか?
私は引っ越し作業の後、二年目の『おいでん福島っ子』ボランティアに参加。
おかげさまで忙しい日々を過ごしつつ、九月には稲刈り、運動会参加。
バテないように過ごすのが精一杯な毎日でした。
東京から四谷へ引越し、暑くて我慢できなかったことなんてなかったのですが
いやはや、本当に今年は暑かった。
でも山の湧き水に恵まれた当地では水不足もギリギリセーフ。
お天気にも恵まれお米は大豊作ということです。よかった〜。

その間、我が家には新メンバーのさくらが加わりました。

介護士だった頃に出会ったおばあちゃん家のリタイアドッグです..

長い間、散歩ができなかった反動か、脱走癖があるのが困りもの。

ですが、子供(宅急便や生協の方も)大好きなフレンドリーわんこです。
猫二匹+犬二匹、食い扶持が増えた分しっかり仕事もしなきゃ。。。
とか言いつつ、ここは超高齢・過疎地域。
急にお客様が増えるわけはないし、
だいたいの方は三か月経過すると症状が軽くなり来院ペースが落ち着きます。

はてさて、この先やっていけるのかしらん?。。。
不安になることもしょっちゅうですが
更なる高みをめざし、力をつけるしかないよなぁ。

足りない自分を自覚し、新しい師匠の元、修行も再開しています。
至らない私ですが皆様が自由に生活できるバックアップができるよう
学び、進化し続ける所存ですので、どうぞよろしくお願いいたします。
ちなみに『自由』ってもともとは仏教の言葉だったそう。
その深い話しは、また次回、まとめてお伝えしたいと思います(^_^)

2013/07/26

さよならとありがとう。

今まで住んでいた家の取り壊しが決まり、今日まで引越し作業をしていました。
狭いけれど思い出一杯の空間を一つ一つ、片付けていくのは辛くて
何度も涙ぐみ、深呼吸しては再作業する。そんな時間でした。

寂しい作業の合間に友達が訪ねてきてくれて
一緒に片付けくれたり、ご飯を食べてくれて本当に助かった。
なんだかお葬式と似てますね。
寂しさを共有してくれる人がいて、なんとか立っていられるあの感じ。

愛したものとのお別れは辛いものです。
とりわけ長い時間を過ごした場所、家などは、言葉に尽くせない寂しさがある。

故郷を離れざるを得なかった多くの皆さん、今も哀しくないですか?
心の傷は血の代わりに涙を流すのでしょう。
涙が乾くまで泣いて、いつか元気になれますように。
私たちも新しい場所で頑張ります。

さようならお家。
ごめんね、何もしてあげられなくて。
ずっと忘れないからね。
ありがとう。愛していたよ。


2013/05/20

感謝することは手放すこと。そしてドアを閉めること。

ブログ更新、久々です。こんにちは!

4月~5月にかけて、休みなしフル勤務に挑戦?ってわけでもないのですが、
介護と整体、ダブルワークのシフトがうまくできず、結果、11日間休みなしだった・・・なんていう日々を過ごしておりました。
疲れました。だって人間だもの。
それでも、病気にもヘルニアにも欝にもならず
どうにか働いてこれたことに、我ながら感心。
食事・ストレッチ・リラックス・セルフケア。
いつも整体室のお客様にお伝えしていることは
自分の日々の課題でもあるのですが、今期その成果を図らずも自分で試すことになり
「やっぱ正しい」と実感することができました。

そんな忙しい日々も、えんじゅ整体室にお越しいただいたお客様あってのおかげです。
当地に住んでまもない私をご信頼いただき、お体を託していただき、しかも
大切なご家族、ご友人にえんじゅをご紹介して下さったみなさま、本当にありがとうございます!

みなさま(10代~80代)からの
「便秘が治った!怖いくらいウンチが出た」
「身体が暖かく、軽くなった」
「よく眠れる。ラクに起きられる」
「ご飯がおいしい。気分が明るい」
「もう痛み止めの薬を飲んでない。生理が本当にラク」
「諦めてた腕が伸びるようになった」
「背筋がしゃんとして動くのが楽しみ」
「膝が治ったと思ったら、血糖値まで下がってた」
そんな言葉の数々に、私自身が励まされ、希望をいただき、さらに
「もっと勉強しなきゃ。薬膳も、スポーツマッサージもマスターしよう!」と決意新たにさせていただきました。

まだまだ自分は未熟者です。
世の中にはすごい師匠が沢山います。
そして優れた治療家の先生ほど金儲け主義でなく、社会貢献を実践し、
患者さんに「健康と自由」をもたらそうと真摯に取り組まれる姿を私は見てきました。

「患者さんを手放しなさい。いつでも乞食になる覚悟でしっかり治しなさい」
そう諭してくださったのは療術師匠のE先生です(怖)。

「あなたが手放しさえすれば、さらにドアがいくつも開いて、たくさんのチャンスが舞い込んできます」
そう諭してくださるのはハワイの哲学指導者、マベル・カッツ女史です(↑タイトルの言葉も)

大丈夫。
私には田圃もあるし(汗)。
安全な水とお米があれば、家族3人・犬猫3匹、どうにか暮らしてゆけるでしょう。

と、いうことで、予告、
保養整体室えんじゅ、7月からフルオープンすることになりました。
介護のお仕事は引退させていただき、整体一筋、さらに精進いたします。

詳しくは次回ブログで!









2013/04/16

消えゆく家を偲ぶ日


少し前になりますが、所用と勉強を兼ねて東京に行ってきました。

30年住んだ東京は
故郷よりも長い時間を過ごした私のホームグラウンド。
乗り慣れた南武線に揺られているだけで寛ぎます。
大好きな立川の街、何も見ずに目的の店まで歩いていける自由。
大股で歩くと、どんどん元気になってくる自分がわかります。
こういう時間好きだったなぁ。
喜んでいるのにふと悲しい、そんな自分に気がつきました。



思い出がつまった家や友達のいる街。
急すぎた引越しで後回ししてきた気持の整理がこの頃になって、心を揺らす事があります。
「なんでここにいるのかなぁ?」
娘の言葉にめげたりもしました。
贅沢と言われればそれまでですが、子供の不安と健康へのリスクを減らしたかった。
そのための移住でした。

子供が大きな声で笑うようになったこと。
猫たちが風のように走るようになったこと。
そんな姿を胸に刻んでは
「これで良かった」
おなじないのように唱えてきたのですが…


生き物を育てるには狭すぎた団地の部屋。
その団地も、今度の夏には老朽化のため取り壊しになります。

震災や原発避難で家を失った方々の悲しみに比べたら
爪の先っぽくらいのものかもしれませんが
懐かしい場所が消えるさびしさって痛いです。
心に空いた穴が、新しい光で満たされていきますように。
私の家族にも、他の地の多くの家族にも、どうか喜びがありますように。









2013/03/31

野原のごちそう

春、本番。
野原愛好家には忙しい季節到来ですね。
日々あちらこちらで開花する花々。
さらに
地面には日毎にどんどん伸びるつくしやのびる。
とりわけ、つくしの収穫は楽しく
食べれば美味しいものですが
調理するまでのはかま取りが
めちゃくちゃ面倒。

力を入れすぎると茎ごと折れてしまうし
ちょっとくたびれて放っておくと
傘を開いて、緑色の胞子を噴出!
子孫を残さず食べられてなるものか~~
そんな感じの底意地を感じます。
「つくし強ッ」
春休みつくしハンターに変身した息子は
感心しきりであります。



さて、左はお皿に盛り付けられ平和に輝いてるつくしです。
でも下の状態。
フライパンで炒めてる途中の山盛りつくし、いかがでしょうか?
「つくしキモッ」
再び息子のコメント。
(以下省略します)
あんまり他のものに譬えないで欲しい…
とにかくこうして野原から取れる野草は
冬の間、身体に溜まった体毒を排出してくれるそうです。


つくしの場合はちょっとほろ苦いような
独特の風味と食感ですね。
ごま油でさっと炒めて、少し醤油をまぶしたものが私は好き。
同じものを卵焼きで包んだものも教えていただき
初めて作りましたが美味しかったです。
他におすすめの食べ方を知ってる方がいましたら教えて下さい。                                    
さて、明日はたんぽぽのおひたしでも食べようかしらん。
よもぎは白玉団子に刻んでいれようかな。

目にも心にもおいしい
春の野原にお出かけしましょう。


2013/03/18

梅見日和



ふと思い立ち
梅を見に行ってきました。

旧鳳来町に在るあるわがご近所は
梅の里でもあります。

左の2枚はたくさんのしだれ梅を
丹精して育てている海老の梅園。
右下は川売(かおれ)の里。

午前中は風のない、曇り日でした。
湿った空気に
梅の香がふんわり漂って
花の間をくぐりぬけるたびに
何ともまろやかな気持に包まれます。
まさに天然のアロマセラピー。

桃源郷という言葉がありますが
ここは梅源郷かもしれない、と思いました。


夜になって強い雨。
きっと梅も散ってしまうでしょう。
それでも

満開の梅の後には
木蓮とこぶし、
その後には桜が待っています。

惜しみない春の饗宴を
見に来てくださいね。



















2013/03/11

動物たちにも哀悼の意を

世界中の方々が被災地に祈りを捧げてくださっている今日。
お願いが一つあります。

避難所に連れて行ってもらえず飢えて死んだ動物や家畜たち。
彼らが最後まで
飼い主を信じ、助けを求めていたことに対し
どうか思いを馳せていただきたいのです。

地球には人間以外の沢山の生命があります。
だから
人間は制御可能な範囲のエネルギー源で生きるべきです。

それができていたら失わずにすんだものが沢山あったはずでした。
全てを津波や地震のせい=地球のせいにするのは間違っている。

私たちの生活が他を脅かす
人間はそんな生命体であってはいけないのです。

消えてしまった命、なくした未来のためにも
残された私たちは進化しましょう。

賢さを持って生まれてきたのは
こんな地球に導くためでしたか?
思い出しましょう、本当に幸せだった時間を。










2013/03/09

野山を活ける

本日のえんじゅのお客様
S様が施術後にお花を活けて下さいました。
「山家の勝手流よ」などとおっしゃいますが、そこには山や、小さな道、岩も見えるかのよう。
華道の奥行きを感じます。

「隙間が大事なんですね」
「何でもそう。人間付き合いもそうでしょう?」
う〜ん…なんて深いお言葉でしょう 。

ちょっと古くなった道具を磨くのが趣味な私。
だんだんと輝きを増し、本来の仕事に戻れる時
道具達が本当に誇らしくうれしそうに見えるのは私だけでしょうか?

それは人にも当てはまります。

疲れてくすんだように見える方が、
整体の後でお話しをしてくださる瞬間が私は大好きです。


まるで魂の奥から湧いてきたような素敵な笑顔が見られるからです。



「ここへ来ると実家に帰ったみたいな気持ちになるわ」
帰りがけ下さった言葉は、まさに私が目指す整体室のイメージ、
一番うれしい言葉だったりしました。
以心伝心?
愛って伝わるんだなぁと信じられる瞬間です。


人は元気になると優しくなれます。
ホッとすると強くなれます。
それを感じ、伝えて下さったお客様に感謝です。







2013/03/04

春迎えデトックスサービス実施中

いよいよお彼岸が近づいてきました。
冬の間に溜まった毒素を流して
血液さらさら、痛みのない体で軽やかな春を迎えましょう。

と、いうことで
3月ご来店のお客様には
「アロマオイル湿布」
または
「血流ぽかぽかジェルマッサージ」
のいずれかをサービスでお付けしています。
30分コースの方にもおまけ付き!

お彼岸はお身体の点検日!
身体も車と同じく点検整備が必要です。


えんじゅではこの言葉を合言葉にしています。
この機会にぜひ、世界に一つしかない
あなたのお身体を整えてあげてくださいね。





2013/03/02

くしゃみ鼻水つむじ風

春一番の風が朝から吹き荒れ、花粉症の方々が悲鳴をあげています。
この地域の小中学校では二人に一人が花粉症とか。大変!

そもそもの原因は戦時中の国家政策で杉・檜ばかり植林したこと。
里山も荒れ、餌がなくなった野生動物が
里の作物を奪いに来るようになったことも、すでに全国的な問題になっています。

「昔は花粉症なんていなかったのに」とお年寄りは口を揃えます。
未来を想定する力が足りなかった国の弊害が
普通の国民に被さってくる…今のエネルギー政策とよく似ていますね。

幸い私はこれまでアレルギーがなく過ごせていますが、杉檜に囲まれた山暮らし2年目。発症のリスクはめちゃ高いです。
例によって温石で腎臓を温め(家族全員に石を配布)ユーカリオイルを風呂にいれて警戒していたところ、いつも花粉症のひどい娘が「今年はあんまり鼻水でないよ〜」と報告。良かった。

食生活、住宅建材、合成洗剤、化学肥料に農薬、排気ガスなどアレルギーの原因は複数重なっているともいいます。
お肌や頭皮からも界面活性剤の浸透力で有害物質が取り込まれていることに対し、無関心な人が多すぎる気がしてなりません。東洋医学では、皮膚は呼吸器の一部として捉えられています。


ちなみに私は長女(23歳)を懐妊した頃から合成洗剤をやめ、天然石鹸系の洗剤・シャンプーに切り替えました。また、食材も極力、無農薬・無化学肥料の野菜やお米、添加物なしの調味料を使用する努力をしてきました。
手あれやアトピーも殆どなく家族が過ごせているのは、こうした積み重ねのおかげもあると思います。

身体は自然の一部、いつも黙って支えてくれる縁の下の力持ち。
身体にも自然にも有害なものさえ与えなければ
私たちはもっとずっと健康に、楽ちんに生きていけるのかもしれません。



























2013/02/27

うれしい春、憂いの春

日曜日は凄まじい風。
薪ストーブの煙突が傾き、先端が壊れるという事件が起きました。
顔中煤だらけになって娘と二人で外作業。
どうにかこの冬を凌げる程度に補修しました。

それにしても今年は風が強く、特に肺に負担のかかる冬ですね。
全校5名のわが小学校区にもインフルエンザが到来。
(これは昨年なかったことです)
我が家はストーブで温めた石を毎晩腰に当て何とか防衛しています。

とはいえ…
春と共に飛散する杉ヒノキ花粉。

福島原発の爆発事故以来、空中飛散したセシウムは針葉樹に溜まり易く
花粉に付いて飛散すると言われています。


放射性物質は長生きです。
ヨウ素の放射線の半減期(毒性が半分に減る期間のこと)が八日間と、やや短いくらいで
セシウムは30年、プルトニウムに至っては一万年と
気の遠くなるような時間を経て、毒性が減っていくそうです。
長崎の原爆で亡くなった方の細胞から、いまだに放射線が出ていることが長崎大学の研究で発見されたばかり。まだまだ判らないことが多く、人体への影響も計り知れません。

治療家の友人達は皆、放射能の健康への影響を懸念し、
原子力発電所に不安を強く感じています。
人間の痛みを肌身に感じる仕事ですから、
人を病気にするような施設を嫌うのは当然ですね。

デトックスの仕方、免疫力の上げ方
更に学び、共有していかなくちゃね、と話し合っています。
こういう話しが普通にお伝えできる環境作りもしていきたいです。






2013/02/25

サバイバル家族のお雛様

お雛様を飾りました。
去年は引越しの慌ただしさで、飾ってあげられませんでした。
今朝、ワンコの散歩がてら梅の枝を摘んで、お花を飾って完成。
心なしか嬉しそうなお内裏様とお雛様です。

ほぼシングルで子供たちを育てたビンボウ家な我が家。
お雛様はリサイクルショップで3000円で見つけたものです。敷物は同じ店で100円だったタイシルクのクッションカバー。
ちなみに鯉のぼりは毎年子供と和紙に手描きして壁に飾ります。


貧乏生活もベテランになるといろいろ裏技に長けるようです。

「生きる力」って最近学校なんかでよく言われますが、
ただ生活するだけじゃ、人間としてちょっと淋しい。

美術が好きだったこと、
旅が好きで、旧家を見て廻ったこと…
そんなことを基盤として積み上げた生活を彩どる術は
うち流の文化になりつつある、のかも。
「ビンボウなのは仕方ないけど、貧乏臭いのは嫌」と
言ったのは森鴎外の娘さんでしたっけ。

貧乏を明るく楽しく暮らす工夫
必要は発明の母って言いますもんね。










2013/02/15

コメダ時間

今日はお休み。用事を片しに新城市街にきました。
市街地と言ってもスーパー、幾つかの銀行、ガソリンスタンドとドラッグストア。
マックとロッテリアと大手電気店が点在する街並みは散歩には正直物足りません。

それでも秀逸な喫茶店が昨年オープン、本当に救われたのです。

その名は東海地区に拡がるコメダ珈琲。
一杯のコーヒーにも美味な豆のスナックがつき、クッションに膝掛け、雑誌もフル装備。
東海地区はもともとモーニングが充実していることで有名ですが、コメダも厚切りトースト、サラダ、茹で卵がもれなくコーヒーに付いてきます。

東京のカフェしか知らなかった娘はこのモーニングの量に驚愕。
どれだけゆっくり少年ジャンプを読んでても
何度も水を注ぎに来てくれる店員さんにもビビりました。

今日のおやつはカツサンドイッチ。
これで一人前、二人で食べても充分な量でしょ?

所変わればカフェ変わる。
異文化を楽しんで、元気をチャージいたしましょうか。









2013/02/13

まかないセラピー

本日はえんじゅ臨時休業です。
小学校から誕生日会食にご招待されたことと
ちょっと風邪っ気があるので自粛いたしました。

昨日は久しぶりの頭痛で
夕ご飯後、お風呂をパスして就寝。
10時間くらい眠ってしまいました。
CMで「あなたの風邪はどこから?」って
いうのがありましけど
私の場合「ストレス=頭と気の遣いすぎから」
風邪をひくみたいです。
介護(ディサービスに非常勤勤務)
整体治療
二足のわらじを履いての生活は
張り合いがあるけれど、気力を使う毎日です。

自分がもう一人いてセルフ整体できたらいいのに!

元気が売り物の仕事ゆえ「明るく、元気に」頑張っていますが
「にんげんだもの」&「51歳だもの」へたれることも勿論あるのです。

ですが、こじらせないのが東洋医学の極意。我が家では・・・

1.食事量を少なく、体を温めるスープものなどを中心に食べる。(油・砂糖・アルコールは避ける)
2.風呂はやめ、足湯にする。足首まで浸かり、湯を足しながら足がうっすら赤くなるまで。
  その足湯にユーカリまたはティートリーのアロマエッセンスをたらす(なければ塩をひとつかみ)。
  頭や関節が痛いときは消炎作用の高いカモミールも◎。
3.石をストーブに乗せて温め、古靴下で包み(古セーターの袖も◎)
  腰、ぼんのくぼ(首と頭の付け根の中央)お腹(へその下辺り)にあてて温める。
  低温やけどしないよう時々場所を移動。
4.布団に入って家族に足の裏を踏んでもらう。
  余力があれば、腿→ふくらはぎ、肩→手まで揉んでもらい、毒素の排出を高める。
5.ほうじ茶、ハーブティー、白湯などノンカフェインのお茶を沢山飲む。
  ほどよく冷めた石を膝の間に挟んで寝る。

こんな流れで過ごし、翌日は頭痛なし。でも治りかけが一番大事なので今日は養生です。

小さい頃風邪引くと、父に瀉血という鍼をよくされました。その後、腹部を按摩されました。
明治生まれの韓国人だった父親は、産婆をしていた祖母から家庭療法を伝授されていました。
鍼はお手製のマイ鍼でした。10センチ位ある、ぶっとい鍼でした(怖)
ですが韓国を訪ねた折、おじちゃん達もみんなマイ鍼を持っていて驚愕したのを憶えています。

そんなわけで私の整体マッサージ暦は4歳からスタートしています。
我が家の子供たちもみんなそうやって直伝で習います。
かつては「いやいや」でしたが、今は「良かった」と思うことのひとつ。
病気や痛みに対応するのはまず家族ですから、家庭療法を身に着けるのがいちばんです。

「商売よりも人々の健康増進に尽くせ」
こちらは我が師匠(日本の方です)の言葉。教えに従い、まかない療法をご紹介いたしました。
簡単で即効がありますので、おすすめいたします。肩こりや腹痛なんかにもいいですよ。





2013/02/11

誕生日オムライス

今日は子供の9歳の誕生日
運良く休日でもありました。
休日は溜め込んだ家事をこなす日。
子供の髪をカットして
犬を洗い
薪を運んで
家中を大掃除して
それから、毎年恒例
オリジナル旗付き・オムライスを作ります。
炊きたてご飯をチキンライスにして
卵でくるむオムライスは
なんてことないようでいて贅沢なご飯。
私の子供時代の好物が
子供たちにも遺伝してしまいました。
今年は新メンバーのマルが旗に登場です。

そして、お誕生日ケーキは
お姉ちゃんが奮発して、初レアチーズケーキを作ってくれました。
ところが材料をよく見ると、台にするクラッカーが・・・ない!
急遽、ストックにあった「松永の汁粉サンド」を砕いて
台にするという大胆不敵な策に出ました。
気になるお味の方はというと・・・これがなかなかの美味♪
クリームチーズにちょい塩味の和風甘味がまったりコラボして、
う~ん、癖になりそう。
ちなみに汁粉サンドは私の子供時代からあるロングセラー。
これも私の影響で子供たちに愛されています。


必死な思いで猫を連れ、こちらに疎開してもうすぐ2年。
健康で、みんな一緒に誕生日を祝える幸せに感謝です。
「人と生き物にやさしく」
旗の裏にはそんなメッセージが書き添えてありました。

2013/02/10

冬の陣、近づく

今日もえんじゅにいます。
のんびりした日曜日です。
やまびこの丘ではバレンタインクッキーのアイシング真っ最中。
トキメキ満載のクッキーセットになるそうです。
私には縁遠い世界になってしまいましたが
常日頃、お客様方と緊密に触れ合いが持てるせいか
淋しいとか思わなくって、これもひとつの自給自足 ?

恋する皆さん、良いバレンタインデーをお迎え下さいませ。

2013/02/04

マイ石(いし)を見つけよう

このお山は鳳来寺山。
えんじゅの入り口から撮影したものです。

仏法僧と呼ばれるコノハズクと
徳川家康公ゆかりの東照宮が有名。
杉の木では日本一の樹高(58.87m)を誇る
傘杉も参道の途中でみることができます。

麓には鳳来寺自然博物館があります。
小さな古い博物館ですが
松脂岩(しょうしがん)など
この地域固有の岩石標本が充実していて
地学ファンには楽しい場所です。
(化石も普通に見つかるエリアですし)

秋のきのこ展もワクワクする展示。
キノコ狩りしたキノコの判定もしてくれるそうです。
それにしても毒キノコってどうしてあんなに
おいしそうに見えるんでしょうね。



こちらは鞍掛山。

私の家から見える馬の鞍によく似た形のお山です。

我が家の水道はこの山からの湧き水を引いています。
水道組合に管理費・年5000円を払いますが使用量は無料。
地区の役員さんのご尽力もあり、いつも美味しい水をいただけて
本当に安心。幸せです。
東京を離れてから体調が良くなったのは
この水のおかげも大きいと思っています。


さて、ここから北方の設楽町には
遠赤力の非常に高い天然鉱石が分布しているそうです。
設楽は霊水と称される湧水があることでも有名ですが
水を活性化している源は、この山系にある鉱石のおかげではないかと、
今日ふと気づきました。
私がご近所をぶらぶら歩いて集めた石ころも「保温力が高く・冷めにくい」感じがします。
同じ山系だから?だとしたらなんてラッキーなんでしょう。

思い出すのは身土不二という言葉。
自分のすぐ近くで採れたものこそ健康をもっとも補うという考えですが
日本だけでなく、ヨーロッパの古い諺にも
「あなたに必要なハーブがあなたの庭に生えてくる」というのがあるのです。
不思議~、でも素敵。なんだかワクワクしませんか?

で、提案。
たまには車を降りて、ゆっくり散歩してみましょう~♪

今、必要な「マイ石」がきっと目の前に落ちているはずです。
ストーンセラピーにはそんな石がきっと一番ふさわしい。
太陽のように無償であなたを暖めてくれる
地球からのギフトを受け取りに行きませんか?



2013/02/03

花とともに、石とともに

今日は節分。旧暦のお正月も近いですね。
節分会(せつぶんえ)は邪気を祓い、新しい春に備える日。
かつては陰陽師が取り仕切った公の行事でもあったそうです。


えんじゅでも月が変わるごとに花を替え、
気の入れ替えに努めています。
厳寒の2月はストーンセラピーも併用して
体の芯まで温める工夫をしています。
石も花たちも施術の大切なパートナーです。

人は自分だけの力では生きていけません。
空気も水も土も食べ物も浄らかであってこそ、
健康に恵まれるのです。
けれども経済優先の社会・生活のひずみが
損なったものは本当に大きい。
「お金があっても健康でなけりゃ何処にも行けない。つまらないよ」
介護の仕事で出会うお年寄りの言葉が胸に響きます。

今日も石を温めます。
布でくるみ、ほどよい温度になったところで
仙骨に当て、首の後ろに当て、最後に膝の間に挟みます。
ほっと息が抜けて気持ち良く身体が伸びるのがわかります。

私が拾った石には貝の化石が埋まっています。
ここは山の中なのに、太古、海だったのですね。
地球は長い時間かけて生き物を育くんできたんだなぁ。




地球はすべての生き物の揺り籠。
人間だけで勝手に壊しちゃだめですよ。


体を温めてもらっていたら
石の声が聞こえたような気がしました。



2013/01/28

マルのまるは困るのマル

本日のおやつ
かぼちゃのマフィンです。
外はカリカリ、中はふんわり、ほの甘~。
強力粉しか在庫なく、
それでも「甘いもの食べたい」欲求に逆らえず、
娘がクックパッドを駆使して作ってくれました。
感謝♪

昨日は積雪。
家の中の水道管が凍り(水を出しておいたのに~~)復旧したのは昼過ぎでした。
今日は風がふきすさぶ寒い日ですが
日差しが毎日少しづつ明るくなって、
春を感じられるのが救い。
水仙の芽がほんの少し顔を出しています。

↓さてさて、この物欲しげなわんこはというと、我が家の新人。 

名前はマルと言います。6歳女子です。元の飼い主さんが入院し、うちが里親になりました。
食いしん坊でおねだり上手。
娘いわく「家に来てからいっきに太った」そうです(汗)

私、これまで雑種しか飼ったことなくて・・・
いろいろなんていうか「生活観の違い」みたいなものに戸惑うこと多々。
ちょっときつく叱ると「プルプル」目を合わせようとしなくなってしまいます。その割に意外とちゃっかりしてたりして・・・。
新人教育に苦慮する管理職気分になります。
「だってぇ、でもぉ・・・」って呟いている感じの表情、こまるなぁ。

整体室えんじゅ やまびこの丘出張室ができました

今日はうれしいご報告を♪

えんじゅ整体室の出張治療室ができました。
新城市・玖老勢にある『山びこの丘』内で
昨年12月より開設させていただいております。
宿泊棟の1Fにあり
駐車場も広く、ほぼバリアフリーで
整体室のすぐ横に駐車できます。
急勾配の道に囲まれた自宅より
安心してお越しいただけることと思います。
高齢者の多い土地柄、正直ホッとしました。
(自宅での施術はお休みさせていただきます)

山びこの丘さんはテニスコートや武道場、キャンプ場もある多目的な宿泊施設です。

ご家族やお友達とバンガローに泊まりがてら整体・・・まさに保養整体ですね~♪
ちなみにバンガローは風呂暖房キッチン付き。
安全食材持込で宿泊が私的にはおすすめです。


●施術メニューは
整体コース  30分・2800円
         60分・4800円
アロマコース 30分・3000円
         60分・5300円   
60分コースには足湯とアフターティーが付いています。
ちなみにお茶には焼きたてのクッキー付き。
山びこの丘さんの蕎麦屋さんは自家製クッキーとパンも販売していて、無添加でとっても美味しい。私、ファンなので、クッキーはそこで焼いていただいております。

さて、えんじゅのお客さまからは
「落ち着ける」「お花や音楽が心地よく、くつろげる」等の声をいただきました。
施術については
「宿便が出て体が軽くなった」
「頭痛薬をしょっちゅう飲むほどの肩こりが楽になった」
「膝が痛くて止めていたウォーキングを再開できた」などなど、
うれしいご感想をいただくことができています。

健康であることは自由を得ること。
笑顔のご報告をお聞きすると、本当に本当に幸せを感じます。

えんじゅには「縁を寿ぐ」という意味も込めています。
ご縁に感謝しつつ、これからも精進していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。




2013/01/16

鍋奉行と狩猟番長

寒冷地の四谷生活では鍋がヘビロテで登場します。
ほっといても料理してくれる薪ストーブが好き!

正月からの鍋リスト
おでん
すき焼
キムチチゲ
豚しゃぶ
ほぼ1日おきくらいで鍋料理でしたね~。


豆もよく煮ます。先だって煮た小豆は会心作!齢51にしてやっと小豆マスターになれました(泪)



猫2匹は山暮らしにすっかり馴染み、畦道を闊歩。
とりわけ黒白メス猫のぴぴは最強ハンターに成長?
さっきもヒヨドリをくわえ(でかッ)
目をぎらつかせて帰り家族を阿鼻叫喚させました。
それでも鳥なんて可愛いほう、
ヘビを布団に持ち込まれた夏の夜は絶叫でしたね。
捕獲リスト
蛇・・・ジムグリ、赤マムシの子供、山かがし
蛙・・・モリアオ蛙はじめ多種すぎて不明
土竜
野鳥各種
蝙蝠
萱鼠(かやねずみ・・・ぐりとぐらにそっくり)
蛙はまずいらしく食べません。
他は基本的にほぼ一部食して捨ててありました。
炬燵の中に放置するのだけは勘弁って
何度言っても猫の耳に念仏。
血塗られた道を行くようです(汗)


2013/01/09

巳年のご挨拶

年明けて皆様いかがお過ごしですか?
2013年は巳年ということで
写真は蛇に睨まれた蛙・・・じゃなく
息子(猿平)に睨まれた蛙であります。

四谷千枚田に越して早や一年。
毎日が激動過ぎて
ブログ更新どころか、PCさえ開けない日も多々。
いやぁへっぽこな自分にびっくり。
というか山暮らしは半端ないです。

ここのところやっと凪が来ましたので
いろいろご報告がてら雑文を書いてみます。
写真もどっさり溜まりましたので
ちょいちょいアップしていきたいです。

ちなみに愛知県一小さな小学校に通う息子はいま三年生。
全校5人の学校がいたくお気に入りで学校嫌いが直ってしまいました。